-立候補した理由は。
「世の中への不満や将来への不安が20歳ぐらいからあったが、政治に関心を持てない時期が長かった。3年前の参院選で参政党の存在を知り、自分の中にある疑問や違和感が政治の問題と結び付いた。人任せではいけないと思い、党員として活動するようになり、昨年の衆院選に兵庫10区から立候補した。選挙後、ごく自然に参院選にも挑戦し、自分たちの思いや政策を訴えていくことになった」
-不満や不安とは。
「30歳で子を授かったが、自分の将来さえ不安なのに、子を持つハードルはすごく高かった。多くの若い世代が将来への経済的な不安を感じていると思う。人口減少による労働力不足を外国人で補おうとしている政府の考え方や、かつて日本人は悪いことをしたという歴史認識、食の安全性にも違和感があった」
-最も訴えたい政策は。
「やはり経済対策。目の前の生活で精いっぱいの人も経済的な余裕ができれば、地域や社会の問題にも目を向けられると思う。税金と社会保険料をどれだけ払ったかを示す国民負担率は現在約46%といわれている。この上限を35%に設定し、負担を軽減していく」
・座右の銘…「人事を尽くして天命を待つ」
・仕事…建築士事務所の代表。中古住宅の耐震診断や耐震設計などを手がける
・家族…中学の同級生の妻と長男(6)、長女(2)。「子どもと過ごすのが一番の息抜き。寄って来てくれると癒やされる」