浦木健吾氏
浦木健吾氏

 -今回は何を訴えるか。

 「海外に依存する『日本の病』を治す。国民の暮らし向きが改善しないのは、食料やエネルギーなどを他国に依存してきたことが原因と考える。消費税廃止や、就職氷河期世代に軸足を置く経済対策によって、以前の好調だった時代の水準まで景気を回復させ、他国依存からの脱却を目指す」

 -政治に興味を持ったきっかけは。

 「15歳でオーストラリアに渡航し、日本の治安の良さや文化の豊かさを再認識し、愛着を感じた。しかし、1年ほどして帰国すると『日本が好き』と主張しづらい雰囲気に違和感を覚えた。保守の思想に傾倒するうちに、先人たちが守ってきた今の社会を、よりよい状態で未来につなげたいと思うようになった」

 -これまでの政治活動について。

 「正論が通る世にしようと、20代から名古屋市の街頭で、自治体や政府に対して対外依存の見直しや公金の使途など自らが抱く疑問を訴え続けた。活動しやすいように、時間の融通が利く内装業などを営んできた。前回の参院選では候補者を手伝い、2023年の神戸市議選では自分も立候補し、活動の幅を広げてきた」

・尊敬する人物…幕末の志士、久坂玄瑞。自らの命を懸け、日本を立て直そうとした姿勢に美学を感じた

・神戸の好きなところ…海と山が近くにあり、自然に囲まれて生活できる。六甲山系の湧き水をくみに水場へ足を運び、飲み水として利用している