来住文男氏
来住文男氏

 -立候補の動機は。

 「国鉄職員時代には労働組合に所属し、仲間の権利を守るために活動した。当時の社会党と連携を密にしていたことは大きな力になった。国鉄分割民営化の際は、不当解雇などさまざまな問題が起きたが、そんな中で協力してくれたのも後継の社民党だった」

 「組合活動で実感したのは、働いている人の声を大きくする政党の存在だ。身近な問題を、当該地域の市議に言ったところ、解決が早まったこともある。私たちの声を国政レベルで反映させ、課題を解決したい」

 -どんなことを訴えたいか。

 「公共交通の存廃は喫緊の課題だ。新型コロナ禍でJR各社が赤字となり、全国で赤字ローカル線の廃止が持ち上がっている。兵庫も例外ではなく、加古川線などもそう。ローカル線は医療や通学などの生命線。自治体任せではなく、国がきちんと対策をするように政策を提案する」

 「また、パワハラ問題も重視する。国鉄民営化の際にも、会社の意に沿わない職員が解雇された。兵庫県庁でもパワハラ問題が取りざたされている。日本の社会から、そういう体質を撲滅したい」

・青春時代…中学では新聞配達、高校では薬局や喫茶店でバイト。働きながら学んできた

・趣味…ツーリング。バイクを走らせ各地を訪問し、妻のお弁当を食べるのが楽しみ

・座右の銘…「一人は万人のために」