渡海紀三朗氏
渡海紀三朗氏

 政権基盤安定のため選挙に打って出る選択肢は想定していたが、このタイミングでの解散には、12期目を狙うベテランも「驚いた」という。

 政治と金の問題で党が揺れる2023年12月、政調会長に就任。全国各地を回り、党員らとの車座対話に尽力した。翌年には、当選同期の石破茂総裁(当時)から政治改革本部長を任され、党派を超えて議論を重ねた。維新との連立政権となってからも、新たにできた政治制度改革本部に顧問として携わる。

 1990年代に政治改革の一大運動を担った身として、「信頼される政治」を実現することが生涯の公約と位置づける。

 大臣を2度務めた父・元三郎氏の死去を受け、38歳で立候補し、初当選。昨年全線開通した東播磨道などインフラ整備にもリーダーシップを発揮してきた。首長ら地元の信頼は厚い。

 阪神タイガースの大ファン。勝った試合をビデオ観戦するのが息抜き。「今年も優勝」と太鼓判を押す。(増井哲夫)

【メモ】1948年、高砂市生まれ。早大理工学部建築学科卒。設計会社を経て、86年、衆院選に初当選。2007~08年、福田康夫政権下で文科大臣。党政調会長、政治改革本部長を歴任した。

【衆院選の特集ページ】兵庫県内の立候補者一覧