ずらりと並んだ陶器からお気に入りの品を探す陶芸ファンら=丹波篠山市今田町上立杭
ずらりと並んだ陶器からお気に入りの品を探す陶芸ファンら=丹波篠山市今田町上立杭

 日本六古窯の一つ、丹波焼の一大イベント「丹波焼陶器まつり 秋の郷めぐり」が5日、兵庫県丹波篠山市今田町の立杭地区で始まった。22日まで、窯元を巡って器探しや交流が楽しめるほか、多彩な催しが開かれる。

 メイン企画の「窯元めぐり市」には約50軒が参加。期間中の特別割引やお買い得な掘り出し物の販売、プレゼントも用意している。

 初日から兵庫県内外の陶芸ファンらが多く訪れ、器を吟味した。イベントに合わせて神戸の実家に帰省したという阿部花野さん(31)=東京都港区=は「年始に丹波焼を大量に買ったが、今回も魅力的な品ばかり。キッチンに収まらなくなっちゃう」と笑った。

 期間中は丹波焼や特産品が当たる宝くじ、スタンプラリーの企画がある。地区内の丹波伝統工芸公園「立杭陶の郷」で企画展「おひるのうつわ展」、窯元めぐり市で使えるクーポンの抽選(平日限定)も。7、14、21日に陶芸品やグルメが並ぶ「土曜うつわ市・マルシェ」、8日にはチャリティーオークションを開催。詳細は同まつりのホームページで。丹波立杭陶磁器協同組合TEL079・597・2034

(秋山亮太)