写真はイメージです(moonrise/stock.adobe.com)
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 本格的な入試シーズンの幕開けとなる大学入学共通テストの2日目が14日、全国の会場で行われた。この日は理科と数学を実施。兵庫県内では26大学36会場で実施され、前回から1037人少ない2万1912人(男性1万2448人、女性9464人)が出願した。

 共通テストは大学入試センター試験の後継として2021年1月に初めて実施され、4回目となる今回は全国668会場で行う。確定出願者数は前回から2万668人減の49万1913人。2025年1月のテストから教科・科目が再編されるため、現行の6教科30科目で実施する最後の試験となる。

 50万人割れは、大学入試センター試験として行われていた1992年以来。来春に高校などを卒業見込みの現役生のうち、共通テストに出願した割合は45・2%で過去最高だった。

 共通テストを利用する国公私立大学や短大は前回から6校減の864校。体調不良で欠席した受験生らが対象の追試験は27、28日に東京外国語大(東京都)と京都工芸繊維大(京都市)で行う。

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 兵庫県内では14日、26大学36会場で試験を行い、2日間の日程を終えた。

 県内の14日の教科別受験者数(受験率)は実施順に、理科①=5375人(24・5%)▽数学①=1万5415人(70・3%)▽数学②=1万4540人(66・4%)▽理科②=9866人(45・0%)-だった。

 14日は試験の遅れなど、目立ったトラブルはなかった。

 神戸大など国公立大は22日から2月2日まで出願を受け付ける。(久保田麻依子)

【問題と解答】大学入学共通テスト