「備蓄米」の袋を持つミャクミャク=相生市矢野町瓜生
「備蓄米」の袋を持つミャクミャク=相生市矢野町瓜生

 ユニークな手作りかかしが農道を彩る「かがしコンテスト」が8日、自然公園「羅漢(らかん)の里」(相生市矢野町瓜生)周辺で始まった。市内外の学校園や福祉施設など39団体、31人が出品。スポーツや政治などで話題を集めた人やキャラクターをモチーフにした力作が並ぶ。16日まで。

 紅葉の名所をPRするイベント「羅漢の里もみじまつり」に合わせ、市観光協会が企画した。

 約800メートルの道沿いには、女性初の首相となった高市早苗氏や、備蓄米の袋を抱えた大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」などがお目見え。トランプカードをデザインした服を着た人物の顔に「関税」と書き込むなど、風刺たっぷりのアイデアかかしも笑いを誘う。

 羅漢の里もみじまつりは9日午前9時~午後3時。龍をかたどった手こぎ舟「ペーロン」を通じて交流がある高知県須崎市の名物「鍋焼きラーメン」や、相生湾で育ったカキの料理、相生・小河地区産のユズを使った加工品など、ご当地グルメを販売するブースの出店もある。相生名物「うまいか」が贈られるスタンプラリー、和太鼓や吹奏楽などのステージも催される。

 雨天決行。会場へのシャトルバスも運行(JR相生駅発は500円、矢野川中学校発は無料)。市観光協会TEL0791・22・7177

(佐藤健介)