今年１月に死去した元兵庫県議の竹内英明氏に対する名誉毀損（きそん）容疑で、兵庫県警捜査２課が９日、政治団体「ＮＨＫから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者を逮捕したことを受け、竹内氏の妻が神戸新聞の取材に応じた。県警から逮捕の連絡があったといい「県知事選から１年のタイミングで、びっくりした」などと語った。
県知事選は昨年１１月１７日に投開票された。告発文書問題を巡って竹内氏を「斎藤知事失職の黒幕」「元西播磨県民局長の告発文書作成に関与した」などと決めつける動画や投稿が交流サイト（ＳＮＳ）上で拡散されていた。
竹内氏の妻は「去年の今ごろ、まさに誤情報の拡散などで生活が変わりつつあった頃だった。最近思い出すことが増えていて、そんな時にようやくこの件が動いてくれた。なぜこのようなことになったのかということがずっと頭から離れなかった」と振り返った。
