能登半島地震の被災地で活動する足湯隊の若者ら=石川県輪島市(CODE提供)
能登半島地震の被災地で活動する足湯隊の若者ら=石川県輪島市(CODE提供)

 能登半島地震の被災地支援に取り組む「やさしや足湯隊」が、活動にかかる費用を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。同隊は「CODE海外災害援助市民センター」(神戸市兵庫区)などが運営し、ボランティアの参加者は学生ら若者が中心。寄付金は交通費や消耗品に充てられるといい、「復興の一助になりたい」と協力を呼びかけている。CFは6月30日まで。

 被災した人々に足湯を施すボランティアは阪神・淡路大震災から始まった。能登半島地震の発生を受け、同隊は2月に被災地で活動を開始。名前は古くから言われる「能登はやさしや土までも」という言葉から取った。5月のゴールデンウイークを含め、これまでに延べ約60人を派遣した。

 現地では足を湯で温めながら10~15分、手をマッサージ。リラックスした人々がぽつりぽつりと被災状況や避難生活での困り事を打ち明けてくれるという。