被災地での足湯ボランティアについて理解を深めた報告会=神戸市中央区脇浜海岸通1
被災地での足湯ボランティアについて理解を深めた報告会=神戸市中央区脇浜海岸通1

 能登半島地震の現地支援に取り組む「被災地NGO恊働センター」と「CODE海外災害援助市民センター」(いずれも神戸市兵庫区)などの活動報告会が同市中央区であり、オンラインを含めて75人が参加した。両団体などが運営し、若者主体の「やさしや足湯隊」のメンバーらが、被災地に足を運ぶことの意義を語り合った。(上田勇紀)

■大学生ら、悩みとともに

 両団体と兵庫県防災士会は石川県七尾市中島町を拠点に、物資提供や炊き出し、相談会といった多様な支援を続けている。2月に結成し、これまでに大学生ら延べ70人が参加した足湯隊もその一つ。家屋の片付けなど一般的なボランティア作業に加え、たらいに張ったお湯で被災者の足を温めながら、手をもみ、世間話をする。