「神戸のお嬢さま」と慕われ、今年3月に死んだ神戸市立王子動物園の人気者、ジャイアントパンダのタンタン(旦旦)をしのぶ本「タンタン、ありがとう 神戸とパンダの記録」(神戸新聞社・編/神戸市立王子動物園・協力)が28日に神戸新聞総合出版センターから発売される。神戸新聞オンラインショップ。「LIVE STORE 得ダネ(ここをタップ)」では先行予約を受け付けている
タンタンは、阪神・淡路大震災の発生から5年余りがたった2000年7月、被災地の人たちを励まそうと初代コウコウ(興興)とともに中国・四川省から神戸にやってきた。
神戸新聞社は2頭の来日前から取材を始め、タンタンが今年3月に死ぬまでの24年間、タンタンの神戸での暮らしぶりや飼育員との交流など、合計80回を超える連載やニュースで追いかけてきた。
本書では、膨大な記事と写真の中から、巻頭に在りし日のタンタンをしのぶ写真グラフを掲載。本文は、神戸にパンダがやってくる▽コウコウ タンタン神戸的日常▽タンタン 試練の日々▽神戸のお嬢さま-の4章に分けて再編した。パンダの謎めいた生態や、タンタンの知られざる横顔、飼育繁殖研究の日々、飼育員との心温まるエピソードなどがつづられている。
B5判104ページ。税込み1760円(送料無料)。主要書店でも販売予定。問い合わせはジェッソTEL078・366・6605(平日午前10時~午後5時)