花期を迎え、葉の半分ほどが白く色づいたハンゲショウ=26日午前、神戸市北区しあわせの村(撮影・風斗雅博)
花期を迎え、葉の半分ほどが白く色づいたハンゲショウ=26日午前、神戸市北区しあわせの村(撮影・風斗雅博)

 夏至から11日目ごろに当たる7月1日の「半夏生」を前に、神戸市北区のしあわせの村では池などに植わる同名のハンゲショウが葉を純白に染め、梅雨空の沿道を涼しげに彩っている。

 ハンゲショウはドクダミ科の多年草で、水辺や湿地に自生する。花が咲くと葉の一部が白く色づき、その姿が化粧を思わせることが名前の由来の一つとされている。

 しあわせの村では蓮池近くの沿道と、薬草の池の2カ所に計約500株が植わっている。粉雪を表面にまとったような珍しい姿に、行き交う人たちが足を止めて見入っていた。

 見頃は来週いっぱいまで続くという。しあわせの村TEL078・743・8090

(風斗雅博)