重要政策提言の後、報道陣の取材に応じる兵庫県議会の第2会派「維新の会」=13日午後、県庁
重要政策提言の後、報道陣の取材に応じる兵庫県議会の第2会派「維新の会」=13日午後、県庁

 兵庫県議会の5会派と無所属議員は13日、新年度予算の編成に向けて、県に重要政策提言を行った。例年は議員と斎藤知事が意見交換するが、今年は議会側が知事の出席を求めなかったため、服部洋平副知事ら県幹部が対応。各会派からは県立大無償化事業や県庁舎再整備計画について検討や見直しを求める提言があり、知事肝いりの施策が転換する可能性もある。

 元西播磨県民局長が作成した告発文書問題を巡り、県議会の全5会派と無所属の全議員86人は12日までに、斎藤知事に辞職を申し入れた。9月定例会までに知事が辞職しない場合、開会初日の19日に全議員で不信任決議案を共同提案する方針を固めている。