広島地裁で6日から審理が始まる強盗殺人未遂事件の裁判員裁判で、被告が法廷を出入りする際、手錠と腰縄を付けた姿が傍聴人に見えないよう、地裁(角谷比呂美裁判長)がついたてを設置する方針であることが5日、弁護人への取材で分かった。
最高裁は1月、運用を改めるよう全国の地裁と高裁に通知した。運用見直しを求める活動に関わり、広島の事件で被告の弁護人を務める久保豊年弁護士によると、最高裁通知後初めてのケースとみられる。
これまでは、勾留中の被告人の逃走を防ぐため、手錠と腰縄を付けたまま入廷し、開廷前に裁判官が解錠を指示する流れが一般的だった。
1月26日付の通知では、法廷の出入り口付近についたてを設置し、その裏で手錠と腰縄を外してから、席に移動する運用をイメージ。傍聴人から手錠と腰縄の状態は見えないようになる。
久保弁護士によると、強盗殺人未遂などの罪に問われた元野村証券社員梶原優星被告(30)が「見られたくない」と要望。公判前整理手続きの中で地裁から方針が示された。























