「災害に備え、健康を守る研究に拍車をかけたい」と語る神戸市看護大の神原咲子教授=神戸市中央区御幸通6
「災害に備え、健康を守る研究に拍車をかけたい」と語る神戸市看護大の神原咲子教授=神戸市中央区御幸通6

 災害時の看護の役割や在り方などについて考える「第8回世界災害看護学会国際学術集会」が11月29日~12月1日、神戸市看護大(同市西区学園西町3)で開かれる。アジアを中心に世界各国から200~300人の研究者が集まり、情報通信技術(ICT)を使った災害時の情報共有や看護人材の育成などをテーマに研究成果を発表し、意見を交わす。期間中には、神戸市内で来訪者向けの関連イベントもある。

 世界災害看護学会と同大の主催。「災害看護学」は1995年の阪神・淡路大震災を機に学問として体系化され、2008年に神戸市で同学会が発足。10年に同市で第1回学術集会が開かれ、国内での開催は以来2回目となる。