兵庫県庁3号館=神戸市中央区下山手通5
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 兵庫県教育委員会は、教員人材の確保に向け、2026年に実施する公立学校教員採用試験から、県外で勤務するなどしている公立学校の現職教員について、1次試験を免除すると発表した。常勤の臨時講師を3年以上務めている人の筆記試験で一般教養科目を免除するほか、児童生徒支援活動の経験がある大学生の加点措置なども導入する。

 県外の教員や、一定の経験がある人材の採用で優遇措置を設けることで、教員不足の解消を図るのが狙い。県教委によると、現職の公立学校の教諭(養護、栄養教諭含む)を対象にした採用の1次試験では、06年度から筆記試験を免除してきたが、新たに集団面接試験も免除する。2次試験のみ受験で済む。