イチローさん(51)がアジア初となる米国野球殿堂入りを決めた22日、古巣のオリックス・ブルーウェーブが本拠地とした神戸の関係者や、ゆかりの市民らからも喜びの声が上がった。
阪神・淡路大震災があった1995年、オリックスは「がんばろうKOBE」をスローガンにリーグ優勝。翌96年には日本一に輝いた。当時、イチローさんとともに主力選手として活躍した平井正史2軍投手コーチ(49)は「あれだけストイックに野球に取り組む方はなかなかいない。選ばれて当然。うれしいし、一緒にプレーできたことを誇りに思う」と祝福した。
イチローさんがメジャーに移籍する前年の2000年にオリックスに入団した葛城育郎さん(47)は「殿堂入りは当然されると思っていた。当初は足で稼ぐ安打などへの批判もあったが、メジャーのトップで日本の野球が通用することを証明し、広めてくれた存在だと思う」とたたえた。