【香港共同】香港の高層住宅群で大規模火災が発生してから2週間となった10日、犠牲者の魂を供養する儀式が北部の寺で行われた。ボランティアらが現場近くの公園のベンチや柱に張られた市民の追悼メッセージや折り鶴を燃やした。尼僧が読経し犠牲者を弔った。
ボランティアとして参加した40代男性は「火災の死者は憤っているはずだ。これは人災だ」と怒りをあらわにし、火災の真相解明を願った。
一方、香港政府は10日、被災者支援のために設立した基金に34億香港ドル(約680億円)が集まったと発表した。うち31億香港ドルは民間企業や一般市民などの寄付。政府は3億香港ドルを拠出した。被災世帯に10万香港ドルずつ支給するとしている。
























