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 加古川健康福祉事務所は10日、加古川市尾上町養田の飲食業「谷口」の弁当を食べた35人が下痢や嘔吐、発熱を訴えたと発表した。共通する飲食物が同社製造の弁当しかないため食中毒と断定し、同社に14日までの営業停止を命じた。

 同事務所によると、35人は加古川市や姫路市、神戸市など兵庫県内の7市2町に住む23~68歳の男女。問題の弁当は同社が8日に製造し、チキン南蛮や自家製タルタルソースなどが入っていた。入院した患者はおらず、いずれも快方に向かっている。

 同社は事業者向けの弁当を製造している。8日は加古川市内外の事業所などに計4684食を提供したといい、同事務所は被害が広がる可能性もあるとみている。