氷ノ山山頂に向かう尾根筋に姿を現した巨大な樹氷「モンスター」=11日午後、養父市
氷ノ山山頂に向かう尾根筋に姿を現した巨大な樹氷「モンスター」=11日午後、養父市

 長引く猛烈な寒波の影響で兵庫県最高峰の氷ノ山(養父市、1510メートル)では巨大な樹氷群が姿を見せている。怪物のような姿から「モンスター」と呼ばれ、登山者らによると「近年では降雪量が多く、樹氷のスケールも大きい」という。

 11日、鳥取県若桜町側の登山口では熟練の登山者が新雪をかき分けて山頂を目指していた。

 仲間と山に入った宍粟市の男性(80)は「少し寒さが緩むと途端に姿を消す自然の芸術。運良く出合えたら、何に見えるかおしゃべりしながら登るのが楽しい」と話した。(小林良多)