全ての人が人権を尊重し合う社会を目指す「人権条例」。兵庫県内では尼崎、三木市など8市町で施行されているが、いずれも具体的な施策や罰則がない「理念条例」だ。策定段階で差別や中傷への刑事罰の導入を模索するも、法的な根拠が乏しく見送られるケースもあった。一方、交流サイト(SNS)での悪質な書き込みを含め、実効性の高い条例を目指す動きもある。
■具体的な施策や禁止事項記述なく
地方自治研究機構(東京)のまとめによると、人権条例があるのは33都道府県の373自治体(1月1日現在)。1985年に大阪府島本町が初めて制定し、全国に広がった。県内では97年に香住町(現・兵庫県香美町)が「人権啓発推進条例」を制定。2005年の合併で誕生した香美町も受け継ぐ。
























