兵庫県立淡路医療センター(洲本市塩屋1)は11日、同センターの事務職員が患者763人分の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。いずれも2024年4月~今年1月に入院した患者で、氏名や傷病名、入退院日など電子カルテから移したデータが入っていた。
今月2日、60代の女性事務職員が職場の机の上に置いていたUSBがなくなっていることに気付いた。職員らで捜したが見つからず4日、洲本署に遺失物届を出した。情報はパスワードでロックされ、悪用などの被害は確認されていない。
同センターは対象患者に文書で謝罪した。電子カルテからデータを取り出す際に個人情報の削除を徹底するなど、再発防止に努めるとしている。(内田世紀)