ミャンマー中部を震源に発生し、3500人以上が犠牲になった大地震の被災地を訪れたNPO法人「CODE海外災害援助市民センター」(神戸市兵庫区)が26日、神戸市中央区で報告会を開いた。軍事政権下で支援が行き届かない中、貧困地域では被災者がテント暮らしを強いられていたといい、「雨期を前に、衛生環境の改善や住宅再建が課題」と訴えた。地震は28日で発生から1カ月となる。(上田勇紀)
■中部マンダレーで救援物資配布、家族亡くした少女に「言葉が出なかった」
ミャンマーでは3月28日午後、中部マンダレー付近を震源にマグニチュード(M)7・7の大地震が発生。2021年のクーデターで実権を握った軍事政権が4月2日、抵抗する民主派などとの一時停戦を発表したことを受け、吉椿雅道事務局長(57)とスタッフの山村太一さん(24)が同9~18日、ミャンマーとタイを訪れた。
























