任期満了に伴う兵庫県豊岡市長選は27日投開票され、無所属の新人で元県議門間雄司氏(53)が、いずれも無所属で現職の関貫久仁郎氏(68)、新人の元副市長前野文孝氏(57)を破って初当選した。投票率は57・58%で、前職と現職が争った2021年市長選を4・56ポイント下回った。
21年の前回市長選は、旧1市5町の合併時から4期務めて「演劇のまちづくり」などを推進した前職中貝宗治氏との一騎打ちを関貫氏が制した。
門間氏は市議を3期、県議を3期務めた経験と人脈で施策を充実させ、演劇やコウノトリを生かすまちづくりで「前職でも現職でもない新たな道を探る」と訴え、支持を広げた。
欠員3を補充する同市議補選には新人4人が立候補し、同日投開票された。(阿部江利)