JR西日本は30日、30代の運転士が、毎年受けるよう規則などで定められている医学適性検査を期限の3月末までに受けず、4月に15日間、列車を運転していたと発表した。神戸線、山陽線の大阪-岡山間などで乗務していたという。
JR西によると、目の機能や聴力、病気などについて調べる検査で、年度末までに年間1回受ける必要がある。この運転士は2024年3月に受けて合格していたが、25年度の運転に必要な検査を受けていなかったという。
適性検査を管理する部署の担当者が、4月30日に受検状況を確認して判明したという。本来は運転士の所属する職場ですべき確認が行われていなかった。
運転士は受検していないことについて「気付いていなかった」と話しているという。