花を敷き詰めた絵が街を彩る「インフィオラータこうべ2025」=3日午後、神戸市中央区山本通(撮影・大田将之)
花を敷き詰めた絵が街を彩る「インフィオラータこうべ2025」=3日午後、神戸市中央区山本通(撮影・大田将之)

 チューリップの花絵で街を彩る催し「インフィオラータこうべ2025」が3日、神戸市中央区の北野坂で始まった。

 インフィオラータは「花を敷き詰める」を意味するイタリア語。阪神・淡路大震災からの復興を願って1997年に始まった。

 今年のテーマは「恐竜展」。実行委員会のメンバーらが朝から約28万本分の花びらを敷き詰め、水をかけていった。

 浮かび上がったのは、5色の花びらとオリーブの葉などで表現した縦10メートル、横5メートルの8枚。神戸の空を羽ばたく翼竜「プテラノドン」や、国際チャーター便が就航した神戸空港などを描いた。

 同市灘区の女性(44)は長男(4)と初めて訪れ、「チューリップは色鮮やかで山の新緑と相まってきれいでした」とほほ笑んだ。無料。5日午後5時半まで。(浮田志保)