兵庫県教育委員会は27日、特別な支援が必要な男子児童に体罰をしたとして、西宮市立小学校の男性教諭(38)を減給10分の1(1カ月)にするなど、計6人の懲戒処分を行った。
県教委によると、男性教諭は2月、運動場で清掃活動をせずに歩いている男子児童を確認。ベンチに座らせ、清掃活動の目的などについて話をした。だが、児童が聞いていない様子で、足で砂遊びを始めたため、児童のふくらはぎを足で払い、胸ぐらをつかんで立たせたという。教諭は「自分の感情をコントロールできなかった」などと話しているという。
また、2024年11月、車で右折中にバイクと衝突し、運転していた男性に重傷を負わせた姫路市立小学校の男性校長(54)を減給10分の1(1カ月)とした。
このほか、過去に体罰で処分を受けたにもかかわらず、今年2月に男子生徒の頭をたたいた明石市立中学校の男性教諭(43)▽22年11月に車を運転中、自転車の女性と衝突して重傷を負わせた尼崎市立中学校の男性教諭(42)▽24年10月に車を運転中、バイクの男性と衝突して重傷を負わせた西宮市立中学校の女性教諭(30)▽24年10月に車を運転中、自転車の男性と衝突して重傷を負わせた三木市立小学校の男性教諭(59)-をいずれも戒告とした。(上田勇紀)