県知事選を巡り県警が書類送付をしたことについて記者の質問に答える斎藤元彦知事=20日午後、神戸市中央区、兵庫県庁(撮影・斎藤雅志)
県知事選を巡り県警が書類送付をしたことについて記者の質問に答える斎藤元彦知事=20日午後、神戸市中央区、兵庫県庁(撮影・斎藤雅志)

 昨年11月の兵庫県知事選で、西宮市のPR会社「merchu(メルチュ)」の女性社長が「(斎藤陣営の)広報全般を任せられた」とブログに投稿した問題で、兵庫県警が公選法違反(買収、被買収)の疑いで告発された斎藤元彦知事と女性社長について、捜査結果の書類を神戸地検に送付したことを受け、斎藤知事は20日、記者団に対し「適法という認識に変わりはない。捜査にはしっかり協力していきたい」と話した。

 斎藤知事は「私としては法令を含めて適切にやってきた」と容疑を否認。一方で、自身に対する聴取の有無などについては「捜査の対応の詳細は(回答を)控えたい」と述べるにとどめた。進退を問う声に対しては、「県政をしっかり前に進めていくことが大事」と辞職しない考えを示した。