播磨の初夏の風物詩「姫路ゆかたまつり」が21日、兵庫県姫路市中心部で始まった。今年は晴天に恵まれ、世界文化遺産・国宝姫路城の城下町は、浴衣姿の家族連れや若者たちでにぎわった。
同市立町にある長壁神社の例祭にちなんだ伝統行事。江戸中期の姫路藩主榊原政岑が、正装を持たない庶民に、浴衣での参拝を許したのが起源とされる。
午後4時ごろ、恒例の「子どもゆかたパレード」が、姫路城三の丸広場を出発。水色やピンク色など涼しげな浴衣を着た地元小学生たちが、約120の露店が並ぶ大手前通りや同神社周辺を練り歩いた。
今年初めてゆかたパレードに参加したという白鷺小中1年の女児(6)は「友達とおしゃべりしながら、公園まで歩いた。暑かったけど楽しかった」と話した。まつりは22日まで。午後4時半~9時半。(成 将希)