丹波市は、国民健康保険の加入世帯向けに送った案内通知に２６４件の送付ミスがあったと明らかにした。世帯主宛ての案内通知文を同一世帯の別人に送ったケースなどがあり、市議会民生産健常任委員会で徳岡泰健康部長が報告、謝罪した。
同部によると、案内通知文は、マイナンバーカードに健康保険証機能を持たせた「マイナ保険証」を所持しない人を対象に、マイナ保険証の代わりに用いる資格確認書の郵送方法が変更されることを伝える内容。市内の２３０６世帯に１０日付で郵送した。
通知文自体は世帯主宛てに記されたが、封筒に記された宛名が世帯主以外の同一世帯員だったケースが１８１件あった。また、本来用いる５月末現在のデータではなく４月末のデータを使ったため、必要がない世帯に送付したケースや、必要な世帯に送付しなかったケースが計８３件あったことも明らかにした。市は「発送前に必ず複数人で確認するといった再発防止策を講じる」としている。（井原尚基）
