80年前、父は被爆直後の長崎に入り、夫は広島で被爆した。そして、家族に詳しく語ることがなかった凄惨(せいさん)な体験を手記に残していた。明石市の高橋一枝さん(91)が手記の存在を知ったのは最近だ。文章を通じて2人の深い悲しみに触れ、「語れなかった思いを次の世代に伝えたい」と話す。
80年前、父は被爆直後の長崎に入り、夫は広島で被爆した。そして、家族に詳しく語ることがなかった凄惨(せいさん)な体験を手記に残していた。明石市の高橋一枝さん(91)が手記の存在を知ったのは最近だ。文章を通じて2人の深い悲しみに触れ、「語れなかった思いを次の世代に伝えたい」と話す。