「『しょうがいしゃだからしせつにはいれ』というのはさべつです。それにしせつはだれにもみられないばしょなのでひどいことをされやすくなります」。告知チラシには、そう書かれていた。障害者に対する暴力事件が絶えない現状に対し、兵庫県内で暮らす当事者たちが声を上げている。(那谷享平)
「施設自体が暴力の温床。地域で自由に暮らせる社会を」。現状への怒りを表明するため、県内の障害者たちが来年1月、神戸で緊急集会を開く。政府が国連から勧告を受けた「脱施設化」の早期実現を訴える。
主催は、障害者の権利擁護活動などに取り組む当事者団体「自立生活センターリングリング」(神戸市兵庫区)。知的障害のある人たちの団体「兵庫ピープルファースト」の3人が登壇し「施設と暴力」をテーマに語る。決議文も作る。
開催を決めた理由は三田市であった事件だ。























