神戸市は7日、同市中央区のポートアイランドにあるコンテナヤードで、9月29日から10月3日にかけて、要緊急対処特定外来生物のヒアリが計約130匹見つかったと発表した。
南米原産のヒアリは毒針を持ち、刺されると強い痛みやアレルギー反応を起こす。市内では2017年に初確認されて以降、4、5例目になるという。
市によると、環境省が9月29日にコンテナヤードを定期調査した際、生きた働きアリを発見。その後、別のコンテナヤードでも見つかり、市や専門家を含めた追加調査により計約130匹を確認した。流入経路は不明だが、2地点に関連性はないという。
ヒアリの巣や、営巣を行う女王アリ、羽アリは見つかっていない。市などは調査を継続するほか、殺虫剤入りのえさをまくなどして駆除を進める。(井沢泰斗)