阪神・淡路大震災の発生時刻を刻んだまま止まった明石市立天文科学館の大時計=明石市人丸町、1995年2月15日
阪神・淡路大震災の発生時刻を刻んだまま止まった明石市立天文科学館の大時計=明石市人丸町、1995年2月15日

 夜明け前、大きな揺れに見舞われた瞬間の記憶はそれぞれ鮮明に覚えているようです。

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■1995年1月17日午前5時46分

・スキー帰りの市営地下鉄三宮駅で電車を待っていた。経験がない激しい揺れ。ゴーッという音に電車が来たと勘違いをした。照明が消え、非常灯に切り替わり薄暗くなった。ホームの壁が大きく波打ち、柱も左右に残像が見えるようだった。多くの人が四つんばいだった。(当時49歳、80代男性)