部下に対するパワハラがあったとして、兵庫県警は28日、当時署長だった男性警視(55)=警務部付=を戒告の懲戒処分とした。対象者を明らかにしていないが、関係者によると前三田署長。
監察官室によると、警視は4月21日~8月、署員7人に対し、執務中に無視したり、ほかの署員の面前で怒鳴ったりした。調査に「不徳の致すところです」と述べている。
7人は男性で、警部と警部補、巡査部長。8月6日、別の署員から「署の雰囲気がおかしくなっている。萎縮している」と監察官室に報告があり、発覚した。
「能力の限界だな」と部下を否定する発言や、大声で「こんな内容で決裁できるか」とどう喝するような言動、行方不明者の捜索で「ちんたらせんと、はよ捜さんかい。帰れると思うなよ」といった発言などが確認されたという。
県警は9月8日付で署長を交代させ、警視を警務部付とした。
また県警は28日、大麻所持容疑で逮捕された葺合署の巡査部長(42)と明石署の巡査(24)を懲戒免職とした。捜査関係者によると、巡査部長は旅行先のタイで吸い始め、約1年半前から巡査に大麻を譲り渡していたと説明。2人とも使用も認めている。
県警の懲戒処分は今年、計32人となった。
























