兵庫県職員らを前に強制不妊手術の理不尽さを手話で訴える被害者の女性=神戸市中央区橘通3
兵庫県職員らを前に強制不妊手術の理不尽さを手話で訴える被害者の女性=神戸市中央区橘通3

 旧優生保護法(1948~96年)下で障害者が不妊手術や人工妊娠中絶を強いられた問題で、兵庫県内の被害者らと県は18日、初の定期協議を開いた。被害者のほか弁護団、支援者、県健康増進課職員の計約20人が出席。優生思想の根絶や積極的な被害回復について話し合った。

 これまで被害者側の要望に応じて不定期に開いていたが、6月に斎藤元彦知事が被害者に対面で謝罪したのを受け、継続的な協議の場を設けた。