阪神・淡路大震災から31年となった17日、各地の追悼行事で震災当時の体験を尋ねた。「もっとつらい思いをしている人がいる」。そう固辞する人もいたが、世代を超えて語り継ぐためには、被害の大小ではなく、一人一人の経験が貴重だ。それぞれの「1・17」に耳を傾けた。
■救助作業に無力感も
夜が明けると異様な光景が広がっていた。近所の家々はぺしゃんこ。「うちの人が埋まっている」と叫び声が聞こえた。小学校教諭だった五百蔵聡さん(67)=淡路市=は「知っている人をなんとか助けたい」と無我夢中で動いた。無力さも感じた。「普段から近所の人がどのような助けが必要かを知っておくことが重要だ」























