兵庫県たつの市新宮町段之上の民家で母娘2人の遺体が見つかった殺人事件で、2人の上半身に複数あった刺し傷は体の前側だけにあり、背中側には傷がなかったことが22日、県警への取材で分かった。2人は靴を履いておらず、玄関付近と廊下で倒れていた。県警は2人が在宅中、玄関そばで何者かに正面から襲われたとみている。
2人の遺体には、刃物で襲われて抵抗した際にできる「防御創」があったことも新たに判明した。
県警は21日夜、たつの署に80人態勢の捜査本部を設置。亡くなった女性(74)と次女(52)の交友関係やトラブルの有無を調べる。
屋内からは紙幣が複数入った2人の財布のほか、通帳やスマートフォンも見つかった。県警は金品目的ではなく、怨恨やトラブルが原因の可能性があるとみている。
2人の遺体は19日午前、次女の知人から「数日間連絡が取れない」と相談があり、安否確認に訪れた署員が発見。玄関ドアは施錠されておらず、窓ガラスや鍵は壊されていなかった。捜査本部によると、次女は13日夕方に外出先から帰宅したことが確認されている。
司法解剖の結果、死因は女性が失血死、次女が出血性ショックだった。ともに首の刺し傷が原因で、死亡時期は13日ごろと推定されている。傷の数は女性の方が多かった。
県警は20、21日に続いて22日も現場検証を行った。























