インタビューに応じる土師守さん。少し伏し目がちに息子への思いを語った=13日午後、神戸市中央区東川崎町1、神戸新聞社(撮影・大田将之)
インタビューに応じる土師守さん。少し伏し目がちに息子への思いを語った=13日午後、神戸市中央区東川崎町1、神戸新聞社(撮影・大田将之)

 1997年に神戸市須磨区で起きた連続児童殺傷事件で、小学6年の土師淳君=当時(11)=が犠牲となってから24日で29年。命日を前に、父の守さん(70)が神戸新聞社の取材に応じ「何年たっても思いは変わらない」と、息子への尽きぬ愛情を語った。一方で、社会に戻った加害男性からの手紙が途絶えて9年。「なぜ私たちの子の命を奪ったのか」。遺族は納得のいく答えを待ち続けている。(初鹿野俊)

 ふとしたときに愛らしい顔がよぎる。「一緒に話をしたり、笑ったり、怒ったり。日常的なことですね」。淳君が誕生した日から40年が過ぎたが、思い出す姿は11歳で止まっている。