神戸市長田区の焼け跡から出した鍋やコップの大きさを測る福嶋純之さん=神戸市中央区脇浜海岸通1
神戸市長田区の焼け跡から出した鍋やコップの大きさを測る福嶋純之さん=神戸市中央区脇浜海岸通1

 阪神・淡路大震災から31年が過ぎた神戸市で、被災資料の収集や保管に尽力する人たちがいる。震災の教訓を伝える「人と防災未来センター」(同市中央区)に勤める「震災資料専門員」。写真や日記が提供されると、所有者に当時の経験を尋ねて記録する。市民からの寄贈は今も絶えず、「モノに込められた思いを一緒に残すことが継承につながる」と一点一点に向き合う。(田中宏樹)

 発生時刻の5時46分で止まった時計や火災で焼けた硬貨、家屋の下敷きになって壊れたカメラ-。

 同センターは、震災の被災状況や復旧の歩みを伝える約20万点の1次資料を収蔵する。