洲本市役所=洲本市本町3
洲本市役所=洲本市本町3

 兵庫県洲本市は5日、ふるさと納税寄付者の名前や住所などの個人情報が交流サイト(SNS)で漏えいしたと発表した。市の管理データが持ち出された可能性があるという。同日午後に市役所で開いた会見で、吉平敏孝市長は「個人情報が漏えいされた方々をはじめ、多くの関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけし、誠に申し訳ない」と謝罪した。

 投稿されていたのは、2019~21年度に洲本市にふるさと納税をした市民と、15~21年度にふるさと納税の返礼品として洲本温泉利用券の提供を受けた人の住所や名前、寄付額などのエクセルデータ計23人分。クレジットカード番号や銀行口座などの情報は含まれていないという。

 5月29日に市民が市役所を訪れ、「SNSに個人情報が出ている」と通報。市は同日夜、SNS運営会社に削除を要請し、30日午後に削除されていることを確認したという。漏えい情報の不正利用による被害は現時点でないという。

 漏えい情報を含むエクセルの元データは約2万3千人分で、市のサーバーに保存されているという。市は「職員や元職員が漏えいした可能性が否定できない」として、アクセス権限のある13人にヒアリングをしたが、全員が否定しているといい、県警洲本署に相談しながら漏えいの経緯などの調査を進めるという。

 吉平市長は会見で「市民の信頼を傷つけたことを反省し、信頼回復に努める」と述べた。