兵庫県議会の維新の会に所属する門隆志議員(59)=宝塚市選出=が、政務活動費(政活費)を過大に受け取っていたとして、県議団は29日、議員団総会を開き、門県議に対し、過去5年間分の約190万円と年3%の遅延利息の返還を求めることを決めた。返還期限は7月7日とした。
県議会の政活費の手引では、議員活動は政務とそれ以外の活動(政党、後援会、選挙活動)が混在するため、事務所の費用の50%を政活費から支出できると定めている。ただ、さらに私的な活動が混在する場合は25%になるとしている。
登記簿などによると、門県議は2020年2月、車のレンタルなどを目的とする会社を設立。所在地は、政務活動の事務所として登録する住所と同一だった。21~25年度、賃借料や電気代、ガス代、上下水道代、インターネット代などの事務所費などとして50%を適用し、政活費から計約380万円を受け取っていた。
門県議は県議団の調査に対し、「会社としての使用実態はないため、50%で問題はない」と説明。6月14日までに事務所内の写真を証拠資料として提出した。
県議団は党の顧問弁護士らにも意見を聞いたが、「写真のみで妥当性を確認することは困難」と判断し、返還請求を決めたという。斉藤真大幹事長は「明確な文書を持って証明されるべきだったが、立証されていない」と理由を述べた。
団総会に出席した門県議は報道陣に対し「弁護士に助言をもらい、適切に処理している」と話し、弁護士が書いた書面を7月3日に県議団へ提出する意向を示した。(岡西篤志)
























