防災庁発足に向けた動きについて、受け止めを語る兵庫耐震工学研究センターの中埜良昭センター長=三木市志染町
防災庁発足に向けた動きについて、受け止めを語る兵庫耐震工学研究センターの中埜良昭センター長=三木市志染町

 災害対応の司令塔役として国が11月の発足を見据える防災庁は、事前防災の強化や災害に精通した人材育成などを基本方針に掲げる。設置関連法案が参院で審議されているが、具体像はまだ見えていない。兵庫県内で防災や災害復興を研究する有識者は同庁設立を歓迎しつつ、「人材育成には目標設定が必要」「復興支援の視点が欠けている」などと指摘する。

 同法案は5月19日の衆院本会議採決で与党に加え、大半の野党も賛成。参院で審議されており、今国会中に可決、成立する見通し。

 兵庫県内の大学には1995年の阪神・淡路大震災を受け、防災のあり方や災害後の復興などを研究する機関が設けられた。