2015年に起きた指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の分裂に伴い、山口組と池田組(岡山市北区)に対してかけられていた「特定抗争指定」について、9月7日までの期限を延長せず解除されることが分かった。警察当局が方針を固めており、関係府県の公安委員会が20日午後にも結論を出す。山口組は対立3組織との間でそれぞれ指定を受けており、解除されれば初のケースとなる。
池田組は解除後、警戒区域内にある事務所の使用制限がなくなり、おおむね5人以上で集まることも可能になる。
山口組と池田組を巡っては、兵庫県内では神戸市が警戒区域となっている。両団体間の指定が解除されても、山口組は神戸山口組(兵庫県稲美町)や絆会(大阪府寝屋川市)との指定が続いているため、事務所の使用禁止などの制限は残る。
山口組は15年8月に分裂し、離脱した勢力が神戸山口組を結成した。17年には神戸山口組がさらに分裂して絆会(旧・任侠山口組)ができ、20年には池田組が独立した。
抗争事件の続発を受け、20年1月に山口組と神戸山口組が特定抗争指定を受けた。山口組は22年12月に池田組、24年6月には絆会との間でも指定を受けている。期間は各3カ月で、延長が繰り返されていた。
山口組は25年4月、対立組織との抗争終結に向けた「宣誓書」を兵庫県警に提出。警察当局が動向を見極めていた。
山口組を巡っては、9月20日に絆会、10月6日に神戸山口組との特定抗争指定が期限を迎える。























