今年発足した男子バスケットボールの「Bリーグ」が開幕した。11年間、二つに分裂していたリーグを一新して統合。国内では野球、サッカーに続くプロリーグの誕生だ。
地元兵庫からは、西宮市が本拠地の「西宮ストークス」が下部リーグ「B2(中地区)」に参戦。昇格に挑む姿を見ようと、ホーム開幕戦の会場を訪ねた。
コートサイドの観客席は、手を伸ばせば選手に届きそう。多彩な照明や大音量のBGM、華麗なチアリーディングといった派手な演出で気分も高揚する。会場の一体感は予想以上だ。
先行するサッカーと同じく、各チームとも「地域密着」を活動の柱に掲げる。ファンを広げ、チームや地域への愛着を深めてもらうには、やはり、高度なプレーや見応えのある好勝負が欠かせない。
試合後、竹野明倫(あきとも)主将(30)は勝利の余韻の中で強調した。「勝てばファンはハッピーになる。続けていきたい」。現在、9連勝の快進撃でリーグ首位(9勝1敗)をキープ。期待を込め、チームとリーグの動向を見守りたい。(映像写真部 大山伸一郎)