慶大との練習試合で好投する関大の金丸夢斗投手=3月17日、大阪府吹田市の関大グラウンド
慶大との練習試合で好投する関大の金丸夢斗投手=3月17日、大阪府吹田市の関大グラウンド

 今秋のプロ野球ドラフト1位候補が勝負の大学ラストイヤーに臨む。関大の金丸夢斗投手(神港橘高出身)は、3月にあったプロ中心の日本代表「侍ジャパン」の試合でも好投し、評価はうなぎ上りだ。日の丸を背負った経験を生かし、「チームにいい影響を与え、全国制覇したい」と、まずは6日開幕の関西学生春季リーグで昨秋に続く2季連続優勝を狙う。

 身長177センチの左腕は最速153キロを誇り、カーブ、スライダー、チェンジアップ、スプリットを操る。侍ジャパン初選出となった3月の欧州代表との強化試合2連戦では第2戦に先発。2回を無安打4奪三振に抑え、その後の5投手も走者を1人も出さず、継投による完全試合を先導した。