パリ・パラリンピックの車いすラグビーの決勝で、米国を破り金メダルを獲得し橋本(手前)と抱き合って喜ぶ池。左は倉橋=2日、パリ(共同)
パリ・パラリンピックの車いすラグビーの決勝で、米国を破り金メダルを獲得し橋本(手前)と抱き合って喜ぶ池。左は倉橋=2日、パリ(共同)

 パリ・パラリンピック第6日の2日、車いすラグビーの日本が決勝で米国を48-41で破り、初の金メダルを獲得した。男女混合の競技で、選手12人のうち唯一の女性プレーヤーの倉橋香衣(33)=商船三井=は神戸市須磨区の出身だ。大学時代の大けがで車いす生活となって13年。「練習で積み重ねたことが実行できた」と笑顔を見せた。

 元々は体操選手で、文教大(埼玉県)に進学後、トランポリンに転向。3年生の春、大会中の練習で頭から落ちて頸髄を痛め、鎖骨から下の感覚を失った。