■大学時の事故、パラ五輪経験語る
車いすラグビー日本代表の倉橋香衣(かえ)さん(33)=神戸市須磨区出身=が10月30日、神戸医療福祉専門学校三田校(三田市福島)を訪れ、生徒らに講演した。激しいタックルを伴うことから「マーダーボール(殺人球技)」の異名もある男女混合の競技。代表では唯一の女性選手で、屈強な男性らに交じって車いすをぶつけ合う。大学時代の事故で車いす生活となったが、どんな時も「楽しむ」ことが原動力になってきたという。(土井秀人)
講演のきっかけは、昨夏に放送された「24時間テレビ」だった。三田校の義肢装具士科が取り上げられ、出演した生徒が「会いたい人」として倉橋さんを挙げた。倉橋さんの装具を作っている近畿義肢製作所(神戸市西区)の職員が三田校の外部講師を務めるなど関わりがあり、実現した。