サッカーJリーグのシーズン到来を告げる8日の富士フイルム・スーパーカップ(東京・国立競技場)で、ヴィッセル神戸はサンフレッチェ広島と対戦。神戸の先発メンバーには、2023年8月19日の柏レイソル戦で左膝に大けがを負ったMF斉藤未月(26)が入った。539日ぶりに公式戦復帰となる。
同年序盤から快進撃を支えた斉藤が長期離脱した後、「未月とトモニ!」と掲げた神戸はリーグ初優勝。クラブは復帰を後押しし、完全移籍で3年以上の長期契約を結んだ。
斉藤は2度の手術を経た昨年8月、1年ぶりに全体練習に部分合流。今年1月21日に沖縄であったキャンプ中、JFL沖縄SVとの練習試合で全40分間に出場し、実戦復帰を遂げた。まだイメージに比べ1、2割の状態としながら「怖さは全然なく、楽しかった。試合を追うごとに、もっと良くなる感覚を手にできた」と語っていた。
(井川朋宏)