3月15日のデンソー戦で笑顔を見せる姫路の井上愛里沙(左から3人目)=姫路市、ヴィクトリーナ・ウインク体育館(撮影・辰巳直之)
3月15日のデンソー戦で笑顔を見せる姫路の井上愛里沙(左から3人目)=姫路市、ヴィクトリーナ・ウインク体育館(撮影・辰巳直之)

 バレーボールの大同生命SVリーグ女子は、レギュラーシーズン(RS)上位8チームによるプレーオフが18日に始まる。6位の姫路は20日から、3位のSAGA久光と敵地で対戦。今季限りで現役を退くパリ五輪日本代表の井上は「みんなで勝ちにいく」と長い戦いを思い描く。(初鹿野俊)

 2023年に加入し、Vリーグ2部(V2)時代から姫路を支えるエース。V2全勝優勝や全日本選手権(皇后杯)制覇に導き、今季のRSでもリーグ7位の718点を挙げた。引退を惜しむ声も上がる中、29歳は「(チームは)失敗を恐れずトライしてきたから、ここまで勝ち数を収めてこられた。今までやってきたことを出し切る」と古巣との大一番を前に迷いはない。